大阪池田 光妙寺
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光妙寺ブログ
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雅楽といえば、皇室行事、神社でのみ奏されると思っておられる方が多いかもしれません。しかし雅楽は古来より、仏教と強く結びついていました。
仏教普及に熱心だった聖徳太子が祭礼の演出に使おうと考え、自ら建立した四天王寺に雅楽を奏する楽人を誕生させます.

752年には奈良東大寺の大仏開眼会で天皇が供養の舞や楽を数百人の楽人に行わせた大法要が記録として残っています。
現在でも寺院は雅楽・舞楽が奏される重要な舞台のひとつであり続けています。
 
 

雅楽とは


奈良時代以前から伝わる日本の音楽や舞に、アジア大陸の諸国からもたらされた音楽や舞が融合し日本化した芸術で、10世紀頃に大まかな形態が成立して今日まで伝承されています。
国風歌舞(くにぶりのうたまい)
日本古来の歌謡をもとに平安期に完成された、神道や皇室に深い関わりをもつ歌舞です。
大陸系の楽舞
5世紀頃から9世紀頃までの間に大陸から伝わった楽舞をもとに日本で作られたもので、中国、天竺、林邑系の唐楽(とうがく)と、朝鮮半島、渤海系の高麗楽(こまがく)の二種があります。
歌物(うたいもの)
日本古来の民詩や漢詩に節づけをし、楽器による伴奏をともなう平安期に作られた歌曲です
 

楽器

・管楽器 『三管』笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)
鳳笙(ほうしょう)
十七本の竹の筒でできた管楽器で、パイプオルガンのルーツになっています。
竹管に開けられた穴を指でふさぐことによって、色々な和音を奏でることができ、その美しい音色は「天から射し込む光」を表すと言われています。ハーモニカと同じで息を吸っても吐いても音が鳴ります。
演奏前後、楽器を焙って温めなければ、調律が狂ったり音が出なくなったりするとてもデリケートな楽器です。

篳篥(ひちりき)
表に七つ、裏二つの穴の開いた竹製の管に葦製のリードを差し込み演奏します。西洋ではオーボエに形を変えました。
その音色は「地に響く人の声」を表すといわれています。
特徴として大変音が不安定な楽器です。現代とは違い古来の人は安定をプラス、不安定をマイナスとは考えませんでした。その不安定さを逆にゆらぎに変えて演奏するのが篳篥です。
篳篥の命といわれるリードも自分で制作します。要である材料の葦は大阪高槻市の淀川沿いにある鵜殿(うどの)というところの葦が最良とされています。一時期絶滅しかけましたが、命をかけて守る方たちによって少し持ち直しました。しかし今だ危ない状態が続いています。

龍笛(りゅうてき)
竹製の横笛で、西洋ではフルートになりました。
鳳笙、篳篥と違い竹に穴を開け直接息を吹き込むというシンプルな構造です。穴は七つあり、全て表側にあります。
その音色は名前の通り「龍の飛翔する姿、嘶き(いななき)」を表していると言われており、古来の人は好んで横笛を吹いていました。
牛若丸が吹いている横笛も龍笛です。
演奏する立ち振る舞いも非常に恰好よく、雅楽演奏者の中でも一番人口が多いといわれています。

・打楽器
 『三鼓』
(1)鞨鼓【かっこ】
(2)太鼓【たいこ】
(3)鉦鼓【しょうこ】

演奏形態


1.管絃
(かんげん)
上記の『三管』、『三鼓』、『二弦』の9つの楽器での奏楽を楽しむものです。

2.舞
楽器の伴奏で舞われるもので、独特の仮面を付けたり、色鮮やかな装束を身にまとい音楽や歌に合わせて舞われます。

3.歌謡
歌謡には催馬楽と朗詠の二種があり、各地にあった民謡に笏を打ってリズムをつけたり、漢詩に曲をつけて歌います。多くの場合、宴や娯楽として親しまれてきました。 

・絃楽器 『二弦』琵琶(びわ)・筝(そう)
曲によっては龍笛の代わりに高麗笛(こまぶえ)、神楽笛(かぐらぶえ)を、鞨鼓の代わりに三ノ鼓(さんのつづみ)を用いたりもします。



広島の宮島口正面にある、蘭陵王の像
 
〒563-0013 大阪府池田市中川原町515-2 TEL 072-750-2508     
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